木を扱っています。といっても漠然と、,,,

自分の写真
nagoya, aichi, Japan
1956年、名古屋産、工学系、我関せず、刳るものは拒まず去る者は追わず、淡々、

2008年12月11日木曜日

木燃焼の怖さ

DSCF1830st DSCF1831t

写真は、剪定枝ペレットの燃焼と、右はその燃えかす、”クリンカ”と言われるもの。普通の燃焼と違うところは、木質ペレットの場合は燃える都度に粉末になって形が崩れる。下には粉状の灰が溜まるだけで、それも空気の流れによって隅へ飛ばされて平らになる。しかし、剪定枝、樹皮などの木質以外の部分が多いペレットでは、燃え尽きても形が残ったままで、だんだんと上へと積もってしまう。私のところの自然落下型のストーブでは、この上にあるペレットストックまで火が移り、大変なことになってしまう。電気で灰を送り出すタイプでは、このクリンカの処理はできないだろう。

PAP_0045 PAP_0038

産業用の木質燃焼炉へ、ペレットを投入したときの苦情も聞いた。木質以外や高い比重のペレットは、燃え尽きないで灰室へ出てくる。本来はすっかり燃え尽きた状態で回収されるべきところへ火が着いているのだ。新たな質の燃料を燃やすときは、十分な注意と観察が必要だ。

木質燃焼では、ガスの発生量も要注意だ。木材の燃焼は時間順に、過熱、可燃ガスの発生と燃焼、炭素部分の燃焼という事になる。この時可燃ガスについては十分な注意が必要だ。可燃ガスが煙から炎へ変化した瞬間、体積が数十倍に膨れる。これがいわゆる爆発だ。最初から炎が見えている状態(安定した燃焼)では、発生したガスが順次燃焼されていくので、膨張分は定量で煙突へ排出されていく。

しかし、炎が消えてから燃料を投入するのは大変危険である。熱せられたところへ木質分が入れられると、ガスが発生する。しかし炎がないので着火せず可燃ガスが溜まる。温度が上がるとある点で着火する、体積が膨張し爆発と供に熱風が吹き出す。とても危険だ。あるいは酸素濃度の低い状態でガスが発生しており、着火温度を過ぎても酸素不足のため燃焼しない。そこへ例えば通風口を空けたりして酸素が入ると一気に燃焼へと移行する。いわゆる"バックドラフト"という現象だ。数百度の熱風は瞬時にローストができあがる。煙が見えている状態で扉を開けてはいけない。

薪などのかたまり、隙間が多く通風の良い燃料でもこれは起こるが規模は小さい。程度が大きいものは粉状のもので、熱を受けるが空気を通さない。更にペレットなどの密度の高いものは、ガス発生量が極端に多い。煙の量を見るとそれがわかる。

DSCF3799t DSCF2356

その点炭は安心だ。炭は可燃ガスの燃え尽きた燃料、可燃性だがガスを出さない。炎が出ないから穏やかで安定した発熱を行う。熱の範囲も一定なのでコントロールしやすい。

0 件のコメント: